一般社団法人 日本エリオット波動研究所

メルマガ第151号全21ページ(令和2年11月21日発行)より抜粋

この(W)(X)(Y)は、一回り大きなディグリーのトライアングルのE波部分に該当する。
次のチャートのⒷの(E)波部分である。(週足)

つまりこのカウントでは、2015年の125円80銭という高値以来続いていた巨大なトライアングルが間もなく終わることを意味している。

続くⒸ波のターゲットは先行したインパルスの④波の最大範囲まで戻ると仮定した場合で、147円50銭、

Ⓒ波=Ⓐ波×0.618と仮定した場合で、144円50銭となる。

サラっと書いているが、最近のドル円相場から考えてればもの凄い円安である。

次のチャートはほぼ同時期のドルインデックスだが、ドル円の動きと大まかなトレンドが相関しているのが分かるだろう。(週足)

つまり、ドルインデックスが底入れするタイミングとドル円が底入れするタイミングが一致するかほぼ近い時期になる可能性が高いのではないかと考えることができる。

この週足のドルインデックスのチャートは次のようなカウントに見える。

しかし、これでは僅かに①と④が重なってしまうため、このように波動が進行したとし
ても次のようにカウントし直すことになる。

ここで、今一度米国長期金利のチャートに戻ると、ドルインデックスのY波が進行する期間は、米国長期金利では次のチャートのⒶⒷⒸということになる。(週足)

さらに同期間のドル円は次のチャートで示すような円安進行が想定されることになる。
(週足)

本当にこんなことになったら「えらいこと」であろう。ここで注意していただきたいのは、これらの想定の前提になっているのが、間もなく底に到達するというドルインデックスのカウントと間もなく2018年からのトライアングルが完成するというドル円のカウントと、更にはすでに大底に達しており現在はリーディングダイアゴナルを形成中という米国長期金利のチャートの3つであるということだ。
これら3つのうちどれか1つでも違っているとこのようにはならないだろう。実際には、エリオット波動原理が適用されるかどうかも疑わしい、ドルインデックスや、米国長期金利やFXのカウントが全て合っている可能性の方が低いであろうから、8ページから9ページにかけて提示した想定は単なる空想の域を出ていないのかも知れない。
よって、これらの想定を日本エリオット波動研究所の所長の絵空事であると受け取っていただいて構わない。