第3回日本エリオット学会の開催のお知らせにあったとおり
8月中旬となりましたので学会の発表者4名と発表概要についてお知らせいたします。
・「Impulse を衝撃波と表現するのは重大な誤訳である」 有川 和幸
日本では従来、Impulse を衝撃波と翻訳されてきたが、そもそも Impulse と衝撃波は全く異なる概念である。
Elliott 自身、またプレクターが、Impulse をどのように捉えてきたのか、日本語に翻訳するとすれば何が適切であるのかについて、過去の文献を読み解いていきたい。
・「エリオット波動の進行想定について、他テクニカル手法を用いてシナリオの優位性を補完することは可能か」 茂木 翔
客観的な要素を用いて、先入観を排除し、どのような想定が優位なのかを判断できないか考える。
・「DJIにおける、現在に至るまでの全インパルスの記録」 満井 隆人
・「インパルス2波とジグザグB波・ダブルジグザグX波との性質の違い」 満井 隆人
記録内容は「①形成期間、②1〜5波の波形・継続時間、③前のアクション/リアクション波同士の比率、④4波終点における分割、⑤プリービアス4波・チャネリング ガイドラインへの適合の有無」を予定しています。データについては適合の確率や、平均値、中央値等も発表しようと考えている。
また、「インパルス2波とジグザグB(ダブル〃X)波には性質の違いが存在するのか」について調査するべく、全期間のジグザグB(ダブル〃X)の波形と、プリービアス4波への適合、リトレース率(継続と大きさ両方)も併せて記録し、上記のインパルス2波のデータと比較しようと考えている。
・「エリオット波動とトレンドラインの活用について」 神山 拓也
エリオット波動のカウント及び想定における、補助ツールとしてのトレンドライン考察(波動の終点位置の考察)