一般社団法人 日本エリオット波動研究所

Japan Elliott wave research institute

メルマガ第147号全22ページ(令和2年10月24日発行)より抜粋

November 30, 2020
メルマガダイジェストでは、毎号15ページから30ページの分量があるメルマガの中から、その時点での波動の進行想定に関するチャートが掲載された任意の1~2ページを抜粋して紹介しています。 進行想定は随時更新されていくため、現在は別の想定がメイン想定となっていることがしばしばあります。それは最新版のメルマガにてご確認いただけます。 進行想定とは、その時点のチャートをエリオット波動原理のルールやガイドラインに適合させた結果であり、相場予想ではありません。

ではここで、オンラインセミナーでリクエストがあったドルインデックスのチャートを見てみることにしよう。

ドルインデックスも米国長期金利と同様に長期的にはエリオット波動原理が当てはまるようには見えない。ここでは、暫定的に、リーマンショック後安値からのカウント例の1つを参考として提示するにとどめたい。 リーマンショック後安値からは2017年の高値まで、このようなⒶⒷⒸジグザグとカウントできるのではないだろうか。(週足)現在はこのようにⒸ波がインパルスで進行中とカウントできそうだ。(日足)

Ⓒ波部分を拡大すると次のようになっているように見える。(4時間足)

5波が完成するまではドル安が進行するというカウントになっている。

メルマガ読者ならご存知であることは承知の上での蛇足になるが、ドルインデックスを構成する通貨は、ユーロ、円、英ポンド、カナダドル、スウェーデンクローネ、スイスフランであり、それぞれの割合は、57.6%、13.6%、11.9%、9.1%、4.2%、3.6%となっている。

また、ドルインデックスは一般的にはゴールドと逆相関で、米国長期金利とは正相関とされているが、直近ではドルインデックスと米国長期金利は逆相関になっている